アメリカ本土でのUSCPA受験録

アメリカ本土でUSCPAを受験した過程を綴っています

元銀行員がアメリカ本土でUSCPA試験を受験した過程を綴っています

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BECを受けた感想

あっという間に12月に入り、BECのテストを受けてきました。感想は、いつものように自信がないなぁ、と。。。

結果はまだ分かりませんが、今回の反省は、AICPAのSample Testは早めにやっておくべきだったこと、COSOは予備校のテキストのみに頼らず原文を読んだり参考書を読んだりしておいたほうがよかったことの2つですね。。。特に1つ目の方は本当に自業自得なのですが、このブログを読んでくださってる方が同じ過ちを犯さないよう書き残しておきます。

 

 

まずは前回の記事以降の勉強について簡単に。

 

BECの1周目が終わってからすぐに2周目に取り掛かりました。いつものように、2周目はチャプター毎にMC問題を解く→テキストを読み直す→TBSを解く、という流れです。ちょうど2周目をやっていた間、夫が出張でいなかったので、家事を最大限サボって勉強にいそしんだ結果、予定よりも前倒しで2周目を終了。そのままの勢いで間違えた問題のみやり直す3周目+見直し用のノート作成を終えて、試験の約1週間前に模擬試験を受けました。

 

この11月後半からアビタスの模擬試験システムが変更になり、FAR、AUD、REGは即時採点されるようになりました。これまでは結果が出るのに約2週間かかるとされており(実際にはもっと早く採点してくれていましたが)、試験まで余裕を持って受けたほうがよいとされていたので、とても便利になりました。なお、BECはWCの採点に10日ほどかかると言われていますが、それ以外のMC・TBSの結果は即時見れますし、私の場合はWCの結果も翌日に出ました。模試の見直しをするにも結果が出ている方がやりやすいですね。

 

で、模試の結果はなんと69点! 数字だけだと決して良いとは言えませんが、これまで40点台、50点台しか出したことが無かったのでちょっとびっくり。問題が簡単だったように感じるのは気のせいでしょうか? BECのMCはTestlet1つあたり31問なのでそれぞれ45分で解くようにして、TBSは1問約20分、そしてWC3問に計60分(1問あたり20分の計算)を残していたんですが、分からない問題もあってこれ以上書きようがなく、30分以上早く終了してしまいました。

 

英文ライティングに自信がないからとBECを敬遠していたのですが、WCはビジネスライティングの素養を見ており、専門的な内容理解は求められない模様。始まりと締めの文章をキッチリ書いて、あとは分かる範囲でもっともらしく書いていればよいとのこと。

 

 

そんな感じで、模擬試験の結果に少し自信を持ちつつ、直前1週間は、苦手な原価計算やCOSOやファクタリングの問題を再度やり直し、WC対策問題集に目を通していました。

これまでの私の経験で、AICPA Release QuestionやSample Testはそのまま本番に出ることは無いし、問題レベルもマチマチなので、それよりもどちらかというとアビタスの問題集をしっかりやろうと思ってました。何より、直近に受けたREGはそんな時間がなかったですし、Sample TestはFARの時に接続が安定せずにイライラしただけだった記憶が強くてその後はほとんど見ておらず。

ただ、今回は時間があったのでやってみました。テスト前日に。そしたら、Release Questionが思ってたよりもむずい。。。明日のテストやばいかもと頭に不安がよぎります。さらに、Sample Testは接続も安定していて快適にTBSまで進んだところで衝撃。TBSの参考資料にはAnalytics Difinitionsがあるんですね! いろんなratioだとかturnoverだとかの計算式を覚える必要はなかったんですね!(涙)

 

細々した計算式を覚えていたので、なんだかガックリしてしまいました。。。ただまあMCでは書いてくれてないですから、覚えておいた方がいいんでしょうけど。。。テストも4回目ともなると慣れて油断してしまいがちですが、押さえるべきところは押さえないとダメですね。。。

 

 

で、肝心の本番です。

正直言って本番は難しかったです。模試と同じ時間配分で臨み、MC31問で構成されるTestlet1と2はそれぞれ45分ずつで解くはずが、全然終わらず、Testlet1が終わった時点で55分経過。これはまずいとピッチを上げようと思ったのですがTestlet2がもっと難しい。。。結局Testlet2も55分かかってしまい、TBSとWCにかける時間が少なくなってしまいました。

TBSは1問難しいのがありましたが、残り3問は比較的解きやすかったです。難しかった問題は最初の方から全然手が付けられず、適当に埋めて終わりました。

WCは、本当は60分残しておきたかったのですが、実際には50分しか充てられませんでした。3問にざっと目を通し、最初と最後の文章だけすべて打ち込んでから本文に着手。内容的には、ちゃんと書くべき内容を理解できたのは1問のみで、残り2問は見慣れない用語で意味がよく分からず、それっぽいことだけ書いて終わりました。

結局時間はギリギリで、MCは難しかったしWCも分からなかったしで、合否については自信ナシです。。。

 

MCが難しいと感じた一番の理由は、COSOやITの問題の文章に読み慣れない単語が多かったからだと思います。一度読んだだけでは問題文の内容を理解できず、何度も読み直してどんどん時間が過ぎていくのに解答が分からなくて焦るという悪循環。COSOはこのあと受けるAUDのためと思って、主要要素とキーワードを暗記して、アビタスの問題はほぼほぼ正解できるようになっていたのですが、それだけで本番の問題を解くのはちょっと厳しかったなぁ、という気がします。経済やITは正直範囲が広すぎて深入りできないので、せめてCOSOは原文を読むなり参考書を読むなりすればよかったです。

 

模擬試験まではわりといい感じで勉強できているかな、と思っていたのですが、その後の1週間は大いに反省です。

 

今回のテストのスコアリリースは12/19。どうなるか分かりませんが、それまではクリスマスムードに気を紛らわせて過ごしたいと思います。