アメリカ本土でのUSCPA受験録

アメリカ本土でUSCPAを受験した過程を綴っています

元銀行員がアメリカ本土でUSCPA試験を受験した過程を綴っています

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REGの勉強方法【まとめ】

うーん、今回はなかなかScore Formが発表されないですね。だいたいスコアリリースから1~2週間で見られるようになっていたと思うのですが、これもクリスマス休暇に入っちゃったからなのかな?

 

結果としては一発合格しましたが、個人的には反省点の多かったREG。BECの勉強をしながら書こうか書くまいか迷っていたのですが、REGだけ書いてないのも変かなぁというのと、誰かの参考になればと思い、年の瀬にまとめておくことにしました。こんな事例もあるよ、ということで。。。

 

1.勉強開始~テストまでのスケジュールとやったこと

①2018年7月~2018年8月上旬(1周目)

REG2(税法)→REG1(ビジネス法)の順に、2倍速で講義視聴→ユニットごとにMC問題→チャプターが終わるごとに各チャプターのMC問題。最初はTBSもやっていたものの、後半(特にREG1)は手をつけられず。

②2018年8月下旬(2周目)

チャプターごとにMC・TBS問題をやり、その後テキストを読んで復習。ただしスケジュールが押しておりREG2(税法)だけしかできず。

③2018年8月31日(本番の1週間前)

アビタス模擬試験受験。結果は42点で撃沈。

④テスト本番まで

REG1(ビジネス法)の2周目を②に書いた方法で実施。その後REG2(税法)3周目として間違えたMCとTBSをやり直し、チャプター毎にポイントをノートにまとめる。

⑤2018年9月7日

テスト本番。85点で合格。

 

全体の勉強量は以下のとおり。

REG1(ビジネス法)

 MC:2周

 TBS:1周

REG2(税法)

 MC:2.5周

 TBS:2周

リサーチ問題:アビタスの問題のみ。

AICPAリリース問題は手を付ける時間がありませんでした。

 

2. 勉強方法

アビタスのテキストは、REG1がビジネス法、REG2が税法になっており、この順番で勉強を進める人が多いと思います。しかし、本番の試験では、税法が出題範囲の80%を占めるので、勉強の比重は税法に置くべきです。

私は単位取得の兼ね合いもあってREG2から勉強しましたが、スケジュールがどんどん押してくる中で、REG2から勉強しておいてよかったと感じました。時間が無くなってくると、急いで進めようとして理解が甘くなってしまいがちでしたので。本当はそこまで焦らなくてもいいようにスケジュールを組んで勉強すればいいんですけど。

REGは2019年から試験問題にトランプ税制が反映されます。そのため、どうしても2018年中に合格しておきたいということ、そして1回は不合格になる可能性も考えるとQ3中に1回目の受験をしておきたいこと等々を勘案して、7月にNTSを入手してからすぐに9/7のテストセンターの予約を取っていました。勉強が計画より遅れていたにも関わらず、この試験日にすべてを合わせた結果、テストの1週間前に模擬試験を受験。スコアはまさかの42点。。。勉強不足は重々承知してましたが、やはりこのスコアはショックで、手数料を払って試験日を先送りしようかどうしようか本気で迷いました。

ただ、ここで一念発起して出来る限りのことをやろうと腹をくくり、夫の協力も得て、家事は手を抜き、普段は勉強していない夜も勉強させてもらい、ひたすら問題演習を行って追い込みをかけました。

テストの手ごたえもイマイチでしたが、結果としては85点で合格することができました。

3. REGの勉強におけるポイント

あまり褒められた勉強方法ではなかったですが、私の経験からポイントをまとめておきます。

①REG2(税法)中心に勉強する

REG1(ビジネス法)は広く浅くという分野ですので、深入りする必要はありません。とにかく重点的に出題される税法をしっかりやるべきです。

②問題演習中心で!

REGでは法律・税務の英語の専門用語がバンバン出てくるので、それを読み慣れるのにけっこう苦労しました。これを克服するには、日本語のテキストや参考書を読むよりも、問題を解き慣れるのが一番です。模擬試験で撃沈した後の追い上げでも、ほぼひたすら問題演習をやっていました。

③アビタスの模擬試験の結果が悪くても諦めない

アビタスの模擬試験、これまで4科目すべて受けてきましたが、私はBEC以外はどれもかなりスコアが悪いです(AUDは本番も落ちてますが)。USCPAのテストの合格ラインは75点で、模擬試験はそれよりも難しめに作られているので65点が目安と言われますが、それに到達しなくてもFARとREGは受かることができました。本番のタイムスケジュールの参考にしたり、試験後に問題を復習したりするのにはいいと思いますが、あまりスコアが悪くても気にせず、問題演習で追い込みをかけるべきだと思います。

 

 

日本に住んでいる方にとっては、REGは実務に直結せずとっつきにくい分野だと言われますが、アメリカに住んでいても正直とっつきやすくなるとは言えません。確定申告における項目別控除で医療費控除や寄付控除を勉強した時はうちだとどうなるんだろうと計算してみたりしましたが、大手術をして高額の医療費を支払ったといったことが無ければ項目別控除を選択する意味がないので、ほとんどの家庭では標準控除を選択してると思います。

 

あまり褒められた勉強方法ではなかったと思いますが、こういった事例もあるよ、ということで、参考になれば幸いです。