アメリカ本土でのUSCPA受験録

アメリカ本土でUSCPAを受験した過程を綴っています

元銀行員がアメリカ本土でUSCPA試験を受験した過程を綴っています

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おわりに ~アメリカ本土でのUSCPA受験録~

2017年12月にUSCPAの勉強を始めてから早1年半。

この間、FAR、AUD、REG、BEC、AUD(再)と受けて、なんとか全科目合格を達成することができました。

 

Yes, I'm all done!!!

 

USCPAを目指すと決めた当初、USCPAをアメリカ現地で受験した方の情報がまとまっておらず、日本に住んでいれば疑問に思わなかったような、「書類を送るのに何を使うんだろう? トラッキングできて安くて安全なのはどれ?」「証明写真はどこで印刷するんだ??」「Marriage Certificateに旧姓記載してもらえるのかな!?」みたいなことに迷い、USCPAの勉強だけでなくそういった手続き面も含めて紹介してくれるサイトがあればいいのに、と思ったのがこのブログを始めたきっかけでした。

それぞれ個別で検索すれば情報は出てくるのですが、アメリカ在住の日本人USCPA受験生向けに“少なくとも私はこうやったよ”というのが紹介できれば、それだけでも参考になるのではないかと思ったのです。

他ならぬ私自身がそうでしたから。

 

ブログを開設して以降、できるだけ、自分が欲しかった情報を中心にリアルタイムでブログを書いてきました。

学歴評価にかかる時間や、出願からNTS取得にかかる時間、NASBAへ電話したときのこと、模擬試験で悲惨なスコアを出したことなどなど。

でも、実際にはこのブログで一番アクセスしていただいている記事は、FARの勉強方法についてだったりします。

自分の予想と世間のニーズは違うもんだな、というのも実感しました(笑)

 

 

仕事を辞めてアメリカに住み始めて、こちらで気軽に話せる日本人の友人もできたし、ESLに通って留学生のような気分を味わったりして、専業主婦生活をそれなりに楽しんでいましたが、駐妻にもいろんな人がいて、学歴も職歴も、キャリアや家族に対する考え方も、人それぞれ。

狭い日本人社会の中で上手くやっていくため、必要以上に相手に踏み込まず、自分も必要以上に喋らないようになった結果、たまに友人と会っても「あそこのレストランが美味しかった」とか「休暇で●●に遊びに行った」とか「家や車でこんなトラブルがあった」とか当たり障りのない会話ばかりになってしまい、これはこれで楽しいし役立つのですが、ちょっと物足りなさを感じていたのも事実です。

 

USCPAを受けていることはこちらでは夫以外には言っていません。仲の良い友人や若い世代はともかく、回りまわって耳に入った人の中には「駐在妻の本分は家族の健康管理。家事をサボって自分のための勉強をするなんて!」という考えの人がいるかもしれず、どこから何を言われるか分からないと思ったからです。

(アメリカに来て間もない頃、先輩奥さまに「せっかく仕事辞めてアメリカに来たので、大学院とか就職とかいろいろチャレンジしたいんです~」と無邪気に話したところ、しっかり釘を刺されたので、それ以降はあんまり表立って話さないようになりました)

 

 

ブログを始めた時は、どれくらいの人に読んでもらえるか分からなかったですし、ブログを通じての交流はほとんど意識していませんでした。

ところが、徐々にアクセス件数が増え、私も他のUSCPA受験生の方をフォローさせていただいたり、コメント欄などでやりとりしたりするようになり、受験仲間を得たような感覚になってきました。

結果発表の日、自分の結果を見てブログを更新しながら、あの人はどうだったのかなとソワソワしたり。

アクセス数を見ながら、こんなにUSCPA受験生がいるんだなと感じたり。

このブログを通じて孤独な勉強生活を乗り切るモチベーションをもらうことができました。

 

どんな方が読んでくれているのかに興味があって、Google Analyticsを導入していたのですが、このブログへのアクセスの約8割は日本から、1割はアメリカから、そして残る1割はそのほかの世界各国からです。

出張や旅行で一時的に海外からアクセスしただけという方もいると思うのですが、世界中にこれだけ日本人のUSCPA受験生がいるんだな、というのが分かったのも純粋に嬉しかったです。

 

 

資格は取って終わりではなく、それをこれからどうやって使うかの方が重要です。

ただ、残念ながら、私は現状すぐにライセンスを取得したり就職したりする予定はありません。

今後、もし状況が変わって、参考になるような出来事があればブログを更新するかもしれませんが、「USCPA受験録」としてのブログ更新はこれで一旦終了にしたいと思います。

 

コメントに対しては引き続き返信するので、何かご質問があれば気軽にコメントしてくださいね。

 

このブログが読んでくださった方の役に立てば幸いです。

これまで応援していただき、このブログを訪問していただき、ありがとうございました!