アメリカ本土でのUSCPA受験録

アメリカ本土でUSCPAを受験した過程を綴っています

元銀行員がアメリカ本土でUSCPA試験を受験した過程を綴っています

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AUD1 単位取得試験終了

AUD1の単位取得試験が終了しました。AUDは2つ試験がありますが、FARと違って分野がほぼかぶっているため、1つ目の試験を受けるまで約1ヵ月かかってしまいました。残りは少ないので、さっさと勉強して2つ目の試験を受けたいところです。

 

前回の日記でグアムへ出願書類を提出した旨を書きました。

持ち込んだ郵便局では、「月曜日に着くと思うよ」と言われ、トラッキング上でも到着予定日は3/26(月)になっているのですが、どうもこのトラッキングがちゃんと機能していないようで、私が住んでいる町の隣の集荷センターまでは記録がついているのですが、そこからのステータスが「In Transit」のまま更新されない状況です。

 

アメリカの配達システムの精度の低さは噂には聞いていましたし、最近もUPSで私宛に送ってもらったものが、まだ私は受け取っていないにもかかわらずトラッキング上で「Delivered(配達済み)」になってしまったり(送り主に確認をお願いしていますがまだ待ちの状況)と実感しつつありましたが、出願でも引っかかってしまうとは。。。学歴評価を送った時と同じUSPSのPriority Mailなんですが、あの時はちゃんとトラッキングできたんですけどね。。。

 

Exam Feeの支払いのためクレジットカード情報を記載した書類も同封しているので非常に困るんですが、こればかりは、トラッキングが出来ないだけで書類は到着している(もしくは遅延しつつももう少ししたら届く)と祈るしかないですね。

 

グアムもオンライン出願できるようになったらこんな心配しなくてもいいんですが。

1~2週間経っても動きがなければ、The Guam Board of Accountancyにメールして到着しているか確認してみようと思います。

グアムへの出願【FARとAUD】

前回の更新から1ヵ月も空いてしまいました。この間、AUD1周目とFAR2周目を並行してやっているのですが、思っていたように勉強が進まず、なかなか更新するタイミングがなかったのです。。。

 

AUDはようやく教科書2冊目に入りましたが、FARとの関連性が高い分野だなとは思いつつ、個人的には苦戦気味です。なぜかと言えば、監査業務に馴染みがないから、というのが端的な理由。銀行に勤務していた時にたくさんの企業の決算書を目にしていたので、仕訳をしたことはなくても、完成形である貸借対照表や損益計算書やキャッシュフロー計算書はだいたいイメージできるんです。ただ、上場企業担当ではなかったこともあり、監査報告書にはほとんど目を通したことがないですし、実際に監査したこともないので(業況が悪化している企業を担当している銀行員だと監査に近いことをやる人もいますが)、「〇〇と〇〇を突合して確認する」みたいなことを言われてもなかなかピンと来ず。FARの問題を解いている方が楽しかったりするんですが、ただ量が多いのと、2カ月前に勉強した1周目はほぼ忘れ去っていることもあり、こちらも思った以上に時間がかかっています。

 

そうこうしているうちに、アビタスからグアムへのトランスクリプト発行が完了した旨の連絡が来てしまったので、FARとAUDの受験票を手に入れるべく出願しました。グアムへの出願はインターネット対応していないので、必要な書類をThe Guam Board of Accountancy(GBA)のHPから印刷して記入し、郵送します。

 

Guam Board of Accountancy

 

【提出した書類】

・Application

・Rules of Cheating

・Credit Card One Time Authorization Form

・Education Completion Acknowledgement(見込み受験制度のため)

・パスポートのコピー

 

Applicationには2インチ×2インチ(5.1cm×5.1cm)というアメリカサイズの証明写真を添付する必要があります。アメリカ大使館へのビザ申請時にも使ったサイズなのですが、その時の写真データはあるものの、予備はなかったのでこちらで印刷する必要がありました。証明写真用のサイズのものを複数枚並べて通常の写真サイズにする方法を調べて、USBにデータを保存して、最寄りのWalgreensで印刷($0.40+tax)。Walmartだと1枚当たり$0.19と安いのですが、私の最寄りのWalmarには自分で操作する端末は無く、事前にネットで印刷してほしい写真をアップロードして指定した時間に取りに行くか、直接データを持ち込んでカウンターでお願いするパターン。なんとなく、自分の証明写真を人に見られるのが嫌で、近かったしWalgreensでやってしまいました。アメリカでは一番小さい4inch×5inchにしましたが、日本のL版よりもやや大きいようで、少し寸法が狂ってしまったのであとはハサミで切って調整しました。なお、Walmartでアメリカのパスポート写真の撮影&印刷をお願いすると、2枚1組で$7.44もします。データで持ってきておいてよかった。。。

 

昨日、記入した書類をUSPSに持ち込んでPriority Mailで送ったところ、月曜日に到着する予定とのこと。そこから受験票(NTS)を受領するまで約3週間くらいかかるようなので、4月の半ばにメールで連絡が来ればいいなというところでしょうか。

FARの勉強ペースから考えると、早くても受験は5月になりそうなので、ちょうどよいタイミングになりそうです。

 

FAR 1周目終了

FAR4・5の単位取得テストが終わりました。FAR5の公会計は未知の領域でしたが、ポイントを押さえれば問題自体は難しくないのかなという印象です。FAR5は章の区切りも短くて、勉強が進んでいる実感が湧くので取り組みやすかったです。ただ、慣れない用語はきっちり理解しないといけないですね。英文の読み間違いで不正解になってしまうのはもったいないので。

 

これで長かったFARも一通り勉強したことになりますが、先月勉強した分野なんてすでに忘れてしまっているので、間を空けずに2周目を始めなければ。

私の場合、冬学期(12月~2月)のあいだにCSUEBでFARの単位を取り切りたいと思っていたので、FARを実質2カ月弱で勉強することにしましたが、1日当たり3~4時間×週5日の勉強量でこのペースは正直キツかったなぁと思います。おかげで、FAR3・4あたりは勉強スケジュールが遅れていていたこともありTBSに手を付けられていないですし、理解不足の分野も多数。本当なら3ヵ月くらいかけて勉強するのが理想だったんじゃないかと思います。

 

今後の進め方としては、3月はAUDを勉強しつつ、並行してFARのMC問題とTBS問題を解いていこうと思っています。

がっつりFARをやり続けるのも一つの手だと思うのですが、私の場合、どうしても途中で勉強に飽きがきてしまうので、他の科目も合間に入れていった方が効率が良くなるように感じています。FARは、本番のテストも意識して、MC33問を目安にやっていこうと思っていたところ、アビタスの教材ではだいたい1章あたりMCが30問なので(多い章もありますが)、1日1章を目安に進めていくつもりです。

 

理想としては3月中にFAR2周目を終えたいのですが、スケジュールを組んでみたところ、4月2週目くらいまでかかりそうな気がしています。。。ですが、あまり詰め込むと理解が浅いまま突っ走ることになってしまうので、着実に理解を深めることに重点を置きたいな、と。

 

なお、AICPAから、新税法のREGへの対応は2019年の試験からと発表がありました。どうせなら新税法で勉強したいと思っていましたが、2019年まで待つつもりはないので、逆にREGに関しては2018年中に絶対受からなければならない状況になりました。ただ、教科書をパラパラとみてみたところ、AUDのほうがFARと並行して勉強しやすそうな気がしたので、FAR→AUDという順番でテストを受けようと思っています。

 

今週はこのあとちょっと勉強は中断しますが、週明けからまた頑張ります。

FACSから学歴評価の結果が来ました

今週はちょっと体調を崩してしまい、思うように勉強が進んでいません。

そんな中、今日、FACSから学歴評価の結果のコピーがメールで送られてきました。

(原本はすでにGuam Board of Accountansyに送付済とのこと)

ここまでの時系列をまとめておくと以下の通り。

 

12/15(金) FACSでオンライン申込&書類郵送。

12/18(月) Tracking上で書類がFACSに到着。

12/20(水) FACSから書類受領のメールを受信。

2/9(金)  FACSから学歴評価の結果のメールを受信。

 

12/20のメール受信から数えると7週間ちょっとで結果を受け取ることができました。あいだにクリスマス休暇をはさんでいることを考えると早い方なのではないでしょうか?

 

で、肝心の結果の方はというと。。。

無事に旧姓で取得した大学(法学部)の学位がアメリカの大学卒業と同等であると認められたのはよかったのですが、残念だったのは、取得していた経済系の単位がまったく認められなかったこと。EconomicやBusinessという単語が含まれた科目はビジネス系科目として認定してもらえるのではないかと事前相談のときに言われており、そう期待していたのですが。グアムはUpper Divisionの単位しか認めてくれないので、それも影響したのかもしれません。

よって、会計科目とビジネス科目はすべてCSUEBで揃えなければならなくなりました。もともとアビタスにはフルパッケージで申し込みをしていたので追加費用負担はないのですが、スケジュールが少し後ろ倒しになってしまうんですよねぇ。

 

CSUEBの単位はブログでご報告の通りすでに3科目分取得していますが、Transcriptの発行は、申し込んだ月の翌月末になるので、今日申し込んだとしても3月末の発行になり、グアムへの出願は早くても4月以降になってしまうのです。

大学時代に取得していた単位が認められると当てこんで、学歴評価の結果が出たらそのままグアムの見込み受験制度を使って出願しようと思っていたので、CSUEBのTranscript発行を先月依頼しなかったんですよね。もし認められていれば、週末にグアムに書類を送って受験票を受け取り、もしかしたらNASBAの新システム移行までに受験料の支払いまで終えることができたかもしれないのですが。

今思えば、1月中にCSUEBの方の手続きを取っておけば、2月末に発行してもらって3月中に出願することもできたのですが。。。1ヵ月ロスすることになってしまいました。。。

 

その分しっかり勉強しろというお告げだと思って、この週末にCSUEBのTranscript発行手続きを取り、体調を整えて勉強に励むことにします。

FAR3 単位取得試験終了

FAR3の単位取得試験が終了しました。なんとか今月中にここまでやっておきたかったので、ギリギリ間に合ってよかったです。ギリギリ間に合ったというより間に合わせたというか……最後の方はざっとテキストを一通り読んでMC問題を解く感じになってしまいました。当然、理解も甘いので正答率も低いです。

 

まあ、なんとか受かっていましたが、このまま本番に臨んだら大変なことになるなということだけはヒシヒシと感じています。

 

次はFARの後半に入り、デリバティブやら税効果会計やら、今まで以上に難しそうな分野が続くので、その時々の学習内容をちゃんと理解するようにしないとなぁ。

 

話は変わって、NASBAのHPに、「2/17-3/4まではシステム入れ替えのためNTSの再発行や支払いができない」との告知が出ましたね。12月半ばに出したFACSへの学歴評価についてはまだ何の連絡も来ていないのですが、2月中に結果が出たとして、そのあとグアムにアプリケーションを郵送するとなると(グアムはオンライン申請未対応)、現行システムの稼働期間には間に合わない気がします。

新システムがどんなものかは分かりませんが、使いやすいシステムだといいなぁ。

 

 

FAR2 単位取得試験終了

予定から1週間遅れまして、FAR2の単位取得試験に合格しました。Chapterにしてあと3つ終えれば、ようやくFARの前半(と言っても教科書は2冊)が終わります。

社債やリースなど、銀行に勤めていた時によく触れていた分野とはいえ、当時は中途半端な知識のまま必要な部分だけ覚えて乗り切ってましたし、その会計処理方法まではまったく知らなかったので、改めて勉強になりました。

 

とは言っても、ちょっと時間をかけすぎた点は反省です。

 

 

初回受験は4~5月を予定しています。12月に勉強を始めた時点では、「あわよくば4月にFARを受けて、5月にもう1科目受けたいな~」なんてぼんやり思っていましたが、すでに厳しい予感がしています。。。

ただ、あまり間延びさせたくないですし、諦めずにペースを上げて勉強するよう頑張らなければ。

 

なお、2科目目については、今のところAUDで考えています。

CSUEBの春学期(3月~5月)に単位取得試験を受けようと思うと、FARの勉強と並行することになってしまうので、ある程度相関性が高く、負担にならない科目にしたいな、と。

 

BECは、論述問題があるため、英語の文章作成能力に不安のある私はまず却下。

REGは、現在アメリカに住んでいることもあり、アメリカの税制に関心があるので2科目目にしようかと思っていた時期もあったのですが、ちょうど昨年12月にトランプ大統領のもとアメリカの税法が大幅に改正されました。まだAICPAから、この改正をいつから試験に反映させるかは発表になっていませんが、個人的にはQ3(7~9月)からなのではないかと予想しています。どうせなら新しい基準で勉強したほうがいいですよね。1回目に不合格になって再受験することになった場合、1回目と2回目で試験内容が違ってしまったら悲劇ですし。

 

テストが間に合うかは分かりませんが、今月中にFARの前半を終えるのが目標です。

FARの勉強の進め方

FAR1の単位取得試験の範囲を終え、無事テストに合格しました。

英文会計入門のときは、さも頑張ったかのようにタイトルに「合格!」と入れていましたが、実際のところ、普通に講義を受けて問題演習をやれば合格できるレベルのテストです。

 

英文会計入門はすんなりと入っていけたのですが、さすがにFARになると少し手こずって来たので、反省も含めて、私の勉強方法を紹介します。

 

【勉強時間】

1日あたり3~4時間程度

【英文会計の勉強方法】

①Web講義をChapter毎に2倍速で視聴

②1つのChapterを視聴し終えたら、その都度対応するMC問題・TBS問題を解く

③WebでMC問題全体を繰り返し解く

④CSUEBの単位取得試験を受験

 

私の場合、ある程度勉強時間がまとまって確保できるので英文会計入門はこんな感じで勉強していたのですが、このままのやり方でFARに突入したのが失敗でした。

 

FARは、会計原則や流動資産の評価方法など、1つのテーマを細かく勉強していくので、講義の時間が長くなり、解かなければならない問題が増えます。講義は倍速で聞くことができるし、言ってしまえば「聞いていれば終わる」ので楽なのですが、私が問題を解くスピードは2倍速にはなりませんし、解いたあと解説を読んでテキストを見返すという作業が発生します。

問題にもよりますが、MC問題だと、今の私は1問解くのに1分(というかそれ以上悩んでも分からない)、その解説を読んで理解するのに2分、計3分ほどかかります。30問解くのに90分集中しなければならず、これがけっこう負担になり、結果として問題演習をやらないまま講義だけ先に進めてしまい、問題を解くころには講義内容を忘れているという悪循環に陥ってしまいました。

 

そこで、Chapter5から(ようやく)以下のように勉強方法を変更しました。

【FARの勉強方法】

①Web講義をUnit毎に2倍速で視聴

1つのUnitを視聴し終えたら、その都度対応するMC問題・TBS問題を解く

Chapter全体が終わったらWebでMC問題全体を繰り返し解く

④CSUEBの単位取得試験を受験

 

Chapterはだいたい10~15くらいのUnitから構成されているので、そのUnit毎に細かく切って、講義視聴→問題演習を行うようにしました。

これ、もともとAbitasの教科書に書いてある勉強方法そのままなのですが、こまめに問題演習+復習を何度も繰り返すというのが王道かつ最短ルートだな、、、と久しぶりに勉強をしながら思います。

 

 

CSUEBの冬学期(12月~2月)中にFARの単位取得を終えるべく、上記①~④を1週間で繰り返して、次の単位取得試験の範囲に進むようなペースを目指しています。

3月をまるまるFARの試験勉強にあてて(他分野の単位取得試験は受けたいですが)、4月にFARの本番のテストを受けられたらいいな、と思っているのですが、これは学歴評価と受験票入手のスケジュール次第です。

 

なお、現時点では特に自作のノートは作っていません。最初は不慣れな専門用語や計算問題も、FARを一通り勉強し終える頃にはある程度覚えてくるのではないかと思っているので。

 

少しタイトですが、今週の金曜日にFAR2のテストを受けられるよう、今週は腰を据えて頑張ります。