アメリカ本土でのUSCPA受験録

アメリカ本土でUSCPAを受験した過程を綴っています

元銀行員がアメリカ本土でUSCPA試験を受験した過程を綴っています

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BEC2と単位取得終了

BEC2の試験が終わりました。

ファイナンスがメインということで、金融機関勤務の経験を活かしてサクッと進むかと思いきや、けっこう時間がかかりました。銀行勤務の間に、当時の上司の勧めもあって証券アナリストの資格を取ったのですが、そのときの勉強内容と関連するかなと思っていたら、重点を置いている部分が違っていているんですよね。証券アナリストは投資家の立場に立ってキャッシュフローや利回りを考え、試験中は関数電卓を持ち込んでガンガン計算させられるのですが、USCPAは会計士目線でコストや節税効果をメインに考え、計算は普通の電卓で済むレベル。そりゃそうですね、資格の意味合いがそもそも違うんですから。

 

実は、残っているビジネス系の科目はこれまでの勉強の合間を縫って受験していたので、これでCSUEBでの単位取得試験は完了したことになります。

アビタスに入会し、英文会計入門の単位取得試験を受けたのが2018年1月初めですので、ちょうど10カ月で会計科目28単位・ビジネス科目24単位の計52単位をそろえることができました(グアムの受験資格は会計24単位、ビジネス24単位ですが、Upper Divisionの科目しか認定されません。私が取得した会計科目28単位のうち英文会計入門2・2/3単位は認定されない科目です)。この間にFAR、REGの2科目に合格し、来月にはBECを受験、2019年前半にAUDを再受験予定です。

 

もしワシントン州や私が今住んでいる州に出願していたとすると、単位をそろえてからでないと受験資格を満たせないので、ようやく今から出願する、という感じになってたんですよね。詰め込めばもう少し前倒しで単位取得できたと思いますが、1セメスターの単位登録上限があって少なくとも3セメスターは必要ですし、数カ月前に勉強した知識を掘り起こさなければならないですから、どっちにしても初回受験はQ4になっていたと思います。今から受験となると、私の勉強ペースでは4科目受け終わるのは早くて2019年末ごろでしょう。

もしグアムの見込み受験制度が始まってなければ、必要単位数が少ないアラスカ州やニューヨーク州に出願していたと思います。特にアラスカ州であれば、英文会計入門とFARの単位をそろえれば出願できるので、結局のところ受験スケジュール自体は今と同じようにに進められていたはずです。

 

今振り返ってみると、会計・ビジネス単位ゼロの人がグアムの見込み受験制度を利用して出願するのって、アラスカ州に出願するのと比べて、受験スケジュール自体はほとんど変わらないんですね~。

ライセンス取得まで見据えるならグアムの見込み受験制度、とりあえず試験合格までで十分だから単位取得費用を抑えたいならアラスカ州やニューヨーク州出願、という感じでしょうか。

 

私自身は、これからどこでどんなキャリアを歩むか分かりませんが、せっかく時間と労力とお金をかけて取得する資格ですから、できれば名刺に書いてそれを活かす仕事がしたいと思ってます。そう思うと、ライセンス取得も視野に入れられるグアム出願でよかったのかな、と今は考えています。でも、もしUSCPAの試験に受かった後にアメリカで就職活動したら、監査業務に就かないにしても「なんでグアム出願なの?」ってアメリカ人みんなに聞かれるんだろうな~。なにせ州をまたいで引っ越ししたら運転免許も取り直しになるのがアメリカですからね。

とか言ってますが、証券アナリストの資格も取るだけ取って、その知識が役立つような部門では結局働かなかったですし、手続きが面倒で名刺にも書かなかったですから、どうなるか分かりませんけどね。

 

と、全科目受かる前提で書いてしまいましたが、これからBECの経済やIT分野の勉強を始めます。また追い込まれ始めているので、これ以上遅れないよう頑張ります。