アメリカ本土でのUSCPA受験録

アメリカ本土でUSCPAを受験した過程を綴っています

元銀行員がアメリカ本土でUSCPA試験を受験した過程を綴っています

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はじめに、ブログの開設にあたって ~アメリカ本土でのUSCPA受験録~

このたび、アメリカ本土でUSCPA(米国公認会計士)を目指すにあたって、ブログを始めることにしました。

USCPAを目指そうと決めた際に、私も他の方々のブログを参考にさせていただきましたし、基本的にこれから一人で黙々と勉強していくことになるので、自分のモチベーション維持も兼ねながら、USCPAやアメリカでの生活について書いていこうと思っています。

まずは初回ということで、私がUSCPAを目指す理由を紹介します。

 

【USCPAを目指す理由】

現在、夫のアメリカ赴任に帯同してアメリカ中西部に住んでいます。

いわゆる駐在員妻です。

アメリカに来るまで、日本ではフルタイムで働いていたので、「もしチャンスがあればアメリカでも働きたいな~」なんて気軽に思っていました。

が、実際アメリカに住んでみて、求人情報を得るためにLinkedInなどにも登録してみたけれど、自分の英語力の無さと専門性の重要性を思い知り、現時点でのアメリカ現地就職は現実的ではないことに気づきました。

 

ビザ上は働けるとはいえ、スーパーやファーストフードのアルバイトではなく、フルタイムの仕事を見つけるには、ネイティブと渡り合える英語力が必須で、それプラス何らかの専門性がないと厳しいです。当たり前なんですけど。

 

日本に帰ってから再就職するためにも、アメリカにいる間に何か自分の専門性を高めるようなことをしなければと思い、大学院に通おうかと思ったのですが、TOEFLのスコアが地元大学の足切りにも届かないという状況。

 

そんな中でも何かできないかと調べていて、たどり着いたのがUSCPAでした。

 

日本では銀行で働いていたので、LinkedInでアメリカの銀行や一般企業の経理部の求人情報を見ていたのですが、その中で『USCPAライセンス保有者が望ましい』といった文言を見かけました。

AIが進化すればこれから会計士が不要になるとか言われていますが、電卓が普及しても四則計算の知識は必要であるように、会計に関する知識そのものが必要無くなるわけではないんですよね。

将来的に公認会計士になると決めたわけではないですが、アメリカだけでなく日本に帰ってからも自分のスキルを示す証明として就職活動でアピールすることができるし、やるのであれば費用的にもお得なアメリカで受験したい。

 

以上が私がUSCPAを目指すことにした理由です。

 

ただ、大学は法学部卒業で、経済系の科目もいくつか取っていたものの、USCPAの受験資格を満たすためには、まずは単位をそろえるところから始めなければなりません。

ここで朗報だったのは、2017年5月からグアムで見込み受験制度が開始されたこと。

この制度を使えば、単位がすべてそろっていない状況でも出願することができるのです。

 

せっかくであれば、現在住んでいる州で出願してライセンス取得をしたかったのですが、要件を調べるといろんな点で厳しく、また、試験日が決まらない間一人で黙々と勉強を続けるのはかなり精神的にツライので出来るだけ早いうちに合格してしまいたいという思いもあり、見込み受験制度を利用してグアムに出願し、予備校の単位取得プログラムで単位をそろえるのと並行して試験を受けていく予定です。

 

これから、その手続きや勉強について記録をしながら、USCPAを目指す人たちのために参考になる情報を提供できたらと思います。