アメリカ本土でのUSCPA受験録

アメリカ本土でUSCPAを受験した過程を綴っています

元銀行員がアメリカ本土でUSCPA試験を受験した過程を綴っています

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NASBAへの電話&受験料の支払い&NTS受領

前回の日記に書いた通り、NASBAからPayment Coupon Notificationというメールを受け取ったにも関わらず、Jurisdiction Candidate IDが分からないまま数日が過ぎました。3/30(金)はアメリカではGood Fridayと呼ばれ、4/1(日)のイースターに連なる記念日でした。祝日ではないのですが、一部の学校や会社はお休みになります。

グアム出願者にはJurisdiction Candidate IDを知らせるメールが送られているという情報を見かけて、出願以降の受信トレイ、ゴミ箱、迷惑メールフォルダ全てを確認しましたが、やはりIDを記載してあるメールは受け取っていません。NASBAもイースター休暇に入っているのかもしれないと思い待ってみましたが、こういう連絡メールは自動的に送っているはずだし、今月中にNTSを手に入れようと思うとあまり長く待つわけにもいかない。

ということで、意を決してNASBAに電話してJurisdiction Candidate IDを聞きました。アメリカに住んでいるとはいえ、英会話、特に英語での電話は苦手なのであまりやりたくなかったのですが、こればかりは仕方ありません。

あんまりNASBAに直接電話をした人はいないと思うので、参考までにやりとりを記録しておきます。

 

①1-866-MY-NASBAに電話。

※アルファベットは、キーパッドに割り振られた数字キーを押します。この番号の場合、866-69-62722になります。

②アナウンスに従って該当する番号を入力し、担当者につないでもらう。

※私は月曜日の午後にかけましたが、この時点で自動音声で「あなたは47番目です。待ち時間はおよそ47分です」と言われました。実際には30分ほど待たされました。

③担当者(若い男性)とのやりとり。英語はうろ覚えです。

NASBA "How can I help you?"

私 "I'd like to ask you about my Jurisdiction Candidate ID. I applied to Guam Board of Accountancy and got an e-mail from NASBA about Payment Coupon Notification, but I couldn't pay because I don't have a CPA central account. Could you tell me my Jurisdiction Candidate ID please?"

NASBA "What is your first name?"

私 "〇〇"

NASBA "Last name?"

私 "〇〇"

NASBA "And your birthday?"

私 "〇月〇日、19xx"

NASBA "Ok, your jurisdiction ID is GU00000000. Please try it now."

私 "(NASBA SSOに実際に入力してみる)Ok, I can enter! Thank you!!"

④秘密の質問を3つ作成してログイン完了。Payment Couponのとおり支払い手続。

 

本当は、「念のためメールでもIDを送ってくれませんか?」とか「グアム出願者にはIDが書かれたメールが送られるんですか?」とか聞きたかったんですが、何せ緊張していたものでそこまで余裕がなく。。。30分待たされたわりに実際の通話時間は2分弱でした。

もしJurisdiction Candidate IDが分からずNASBAに問い合わせる場合は、手許に出願書類を用意して、NASBA SSOの登録画面にあらかじめID以外の項目を埋めた状態で電話することをオススメします。

担当者はそっけなかったですが、私の拙い英語にもテキパキ対応してくれたのでよかったです。ただ、待ち時間が長いので、日本から電話をかける場合は電話料金を気にしちゃいますね。時差もありますし。

 

さて、無事に支払いが終わったのでこのブログを書きながら、もう一度NASBA SSOのサイトを見ていたら、なんとすでにNotice To Schedule(NTS:受験票)が発行されていました! 支払いしてから1時間も経ってません。こんなに早く発行されるんだったら焦って電話しなくてよかったかも。。。

 

これでFARとAUDを実質9月までに受けなければならなくなりました。日本と違って、アメリカでは試験会場の予約には余裕があるので、もう少し勉強を進めてから日程を決めようと思います。

AUD 1周目終了とPayment Couponの受領

AUD2のテストに合格し、AUD1周目が終わりました。AUD1を受けてからの勉強範囲は、それまでの範囲と比べれば狭いんですが、統計学が苦手な私にとってはサンプリングの話が続くのは苦痛でした。。。試験を受けるのを優先してTBSはすっ飛ばしてしまったので、これからやっていない問題を解きつつ理解を深めておかないと試験前に苦労しそうです。

 

さて、前回の日記で出願書類のトラッキングが動いていない話を書きましたが、昨日グアムに到着した旨が更新されました。USPSのHP上で電話番号を登録しておくと、そのトラッキングナンバーの荷物の動きをショートメールで通知してくれるので逐一見に行かなくてもよいのは便利ですね。「In Transit」としか表示されていない空白の3日間は集荷センターでバーコードを読んでもらえなかったんだと思います。予定よりは遅れましたが、無事に本日The Guam Board of Accountancy(GBA)に配達されました。

 

そしてなんと、今日NASBAからPayment Couponに関するメールを受領しました。GBAでは到着した当日に処理してもらえたようです。

 

早速支払いをしようと思ったのですが……出来ません。

というのも、3月にNASBAが新システムに移行してから、NASBA Single Sign Onというサイトにアカウントを作り、そこでPayment Couponの支払いや試験結果を見るようになったのですが、そのアカウントの作成には「Jurisdiction Candidate ID」が必要で、それが分からないのです。出願自体をNASBA経由でする州であれば、出願時に作成したCPA Central accountのログインIDがそれに当たるのですが、グアムはGBAに郵送申請なので、CPA Central accountのIDが無いんです。

Payment Couponのメールにも書いてないし、NASBAのサイトには「CPA Central accountを持っていなければ電話してください」としか書かれていない。そんな、グアム出願者は今後全員電話で問い合わせなきゃいけないような非効率なシステムになっちゃったんでしょうか??

日本語では情報がなかったので英語でもいろいろ調べてみましたが、この新システム、かなりいろんな問題が発生してるみたいですね。ログインできないとかエラーが頻出するとか。。。

 

Payment Couponに関するメールとは別でJurisdiction IDが通知される可能性もあると思うので、もう少し待ってみて、動きがなければNASBAに電話して聞くしかないでしょうか。。。「NASBAの対応が悪いから電話したくない」という英語の書き込みをたくさん見かけたので気が進みませんが。。。

 

それはそれとして、AUDの1周目が終わったので、来月からはFARの2周目に重点を置きながら勉強を進めようと思います。

 

 

【2019年7月26日追記】

7月にREGとBECの出願をしたところ、NASBAからのPaument Couponのメールの文面にJurisdiction Candidate IDが記載されていました。通知のやり方が変わったのか、私には何らかの手違いでIDがないまま送られてしまったのかは分かりませんが、グアム出願の方の手間が軽減されているといいですね。

AUD1 単位取得試験終了

AUD1の単位取得試験が終了しました。AUDは2つ試験がありますが、FARと違って分野がほぼかぶっているため、1つ目の試験を受けるまで約1ヵ月かかってしまいました。残りは少ないので、さっさと勉強して2つ目の試験を受けたいところです。

 

前回の日記でグアムへ出願書類を提出した旨を書きました。

持ち込んだ郵便局では、「月曜日に着くと思うよ」と言われ、トラッキング上でも到着予定日は3/26(月)になっているのですが、どうもこのトラッキングがちゃんと機能していないようで、私が住んでいる町の隣の集荷センターまでは記録がついているのですが、そこからのステータスが「In Transit」のまま更新されない状況です。

 

アメリカの配達システムの精度の低さは噂には聞いていましたし、最近もUPSで私宛に送ってもらったものが、まだ私は受け取っていないにもかかわらずトラッキング上で「Delivered(配達済み)」になってしまったり(送り主に確認をお願いしていますがまだ待ちの状況)と実感しつつありましたが、出願でも引っかかってしまうとは。。。学歴評価を送った時と同じUSPSのPriority Mailなんですが、あの時はちゃんとトラッキングできたんですけどね。。。

 

Exam Feeの支払いのためクレジットカード情報を記載した書類も同封しているので非常に困るんですが、こればかりは、トラッキングが出来ないだけで書類は到着している(もしくは遅延しつつももう少ししたら届く)と祈るしかないですね。

 

グアムもオンライン出願できるようになったらこんな心配しなくてもいいんですが。

1~2週間経っても動きがなければ、The Guam Board of Accountancyにメールして到着しているか確認してみようと思います。

グアムへの出願【FARとAUD】

前回の更新から1ヵ月も空いてしまいました。この間、AUD1周目とFAR2周目を並行してやっているのですが、思っていたように勉強が進まず、なかなか更新するタイミングがなかったのです。。。

 

AUDはようやく教科書2冊目に入りましたが、FARとの関連性が高い分野だなとは思いつつ、個人的には苦戦気味です。なぜかと言えば、監査業務に馴染みがないから、というのが端的な理由。銀行に勤務していた時にたくさんの企業の決算書を目にしていたので、仕訳をしたことはなくても、完成形である貸借対照表や損益計算書やキャッシュフロー計算書はだいたいイメージできるんです。ただ、上場企業担当ではなかったこともあり、監査報告書にはほとんど目を通したことがないですし、実際に監査したこともないので(業況が悪化している企業を担当している銀行員だと監査に近いことをやる人もいますが)、「〇〇と〇〇を突合して確認する」みたいなことを言われてもなかなかピンと来ず。FARの問題を解いている方が楽しかったりするんですが、ただ量が多いのと、2カ月前に勉強した1周目はほぼ忘れ去っていることもあり、こちらも思った以上に時間がかかっています。

 

そうこうしているうちに、アビタスからグアムへのトランスクリプト発行が完了した旨の連絡が来てしまったので、FARとAUDの受験票を手に入れるべく出願しました。グアムへの出願はインターネット対応していないので、必要な書類をThe Guam Board of Accountancy(GBA)のHPから印刷して記入し、郵送します。

 

Guam Board of Accountancy

 

【提出した書類】

・Application

・Rules of Cheating

・Credit Card One Time Authorization Form

・Education Completion Acknowledgement(見込み受験制度のため)

・パスポートのコピー

 

Applicationには2インチ×2インチ(5.1cm×5.1cm)というアメリカサイズの証明写真を添付する必要があります。アメリカ大使館へのビザ申請時にも使ったサイズなのですが、その時の写真データはあるものの、予備はなかったのでこちらで印刷する必要がありました。証明写真用のサイズのものを複数枚並べて通常の写真サイズにする方法を調べて、USBにデータを保存して、最寄りのWalgreensで印刷($0.40+tax)。Walmartだと1枚当たり$0.19と安いのですが、私の最寄りのWalmarには自分で操作する端末は無く、事前にネットで印刷してほしい写真をアップロードして指定した時間に取りに行くか、直接データを持ち込んでカウンターでお願いするパターン。なんとなく、自分の証明写真を人に見られるのが嫌で、近かったしWalgreensでやってしまいました。アメリカでは一番小さい4inch×5inchにしましたが、日本のL版よりもやや大きいようで、少し寸法が狂ってしまったのであとはハサミで切って調整しました。なお、Walmartでアメリカのパスポート写真の撮影&印刷をお願いすると、2枚1組で$7.44もします。データで持ってきておいてよかった。。。

 

昨日、記入した書類をUSPSに持ち込んでPriority Mailで送ったところ、月曜日に到着する予定とのこと。そこから受験票(NTS)を受領するまで約3週間くらいかかるようなので、4月の半ばにメールで連絡が来ればいいなというところでしょうか。

FARの勉強ペースから考えると、早くても受験は5月になりそうなので、ちょうどよいタイミングになりそうです。

 

FAR 1周目終了

FAR4・5の単位取得テストが終わりました。FAR5の公会計は未知の領域でしたが、ポイントを押さえれば問題自体は難しくないのかなという印象です。FAR5は章の区切りも短くて、勉強が進んでいる実感が湧くので取り組みやすかったです。ただ、慣れない用語はきっちり理解しないといけないですね。英文の読み間違いで不正解になってしまうのはもったいないので。

 

これで長かったFARも一通り勉強したことになりますが、先月勉強した分野なんてすでに忘れてしまっているので、間を空けずに2周目を始めなければ。

私の場合、冬学期(12月~2月)のあいだにCSUEBでFARの単位を取り切りたいと思っていたので、FARを実質2カ月弱で勉強することにしましたが、1日当たり3~4時間×週5日の勉強量でこのペースは正直キツかったなぁと思います。おかげで、FAR3・4あたりは勉強スケジュールが遅れていていたこともありTBSに手を付けられていないですし、理解不足の分野も多数。本当なら3ヵ月くらいかけて勉強するのが理想だったんじゃないかと思います。

 

今後の進め方としては、3月はAUDを勉強しつつ、並行してFARのMC問題とTBS問題を解いていこうと思っています。

がっつりFARをやり続けるのも一つの手だと思うのですが、私の場合、どうしても途中で勉強に飽きがきてしまうので、他の科目も合間に入れていった方が効率が良くなるように感じています。FARは、本番のテストも意識して、MC33問を目安にやっていこうと思っていたところ、アビタスの教材ではだいたい1章あたりMCが30問なので(多い章もありますが)、1日1章を目安に進めていくつもりです。

 

理想としては3月中にFAR2周目を終えたいのですが、スケジュールを組んでみたところ、4月2週目くらいまでかかりそうな気がしています。。。ですが、あまり詰め込むと理解が浅いまま突っ走ることになってしまうので、着実に理解を深めることに重点を置きたいな、と。

 

なお、AICPAから、新税法のREGへの対応は2019年の試験からと発表がありました。どうせなら新税法で勉強したいと思っていましたが、2019年まで待つつもりはないので、逆にREGに関しては2018年中に絶対受からなければならない状況になりました。ただ、教科書をパラパラとみてみたところ、AUDのほうがFARと並行して勉強しやすそうな気がしたので、FAR→AUDという順番でテストを受けようと思っています。

 

今週はこのあとちょっと勉強は中断しますが、週明けからまた頑張ります。

FACSから学歴評価の結果が来ました

今週はちょっと体調を崩してしまい、思うように勉強が進んでいません。

そんな中、今日、FACSから学歴評価の結果のコピーがメールで送られてきました。

(原本はすでにGuam Board of Accountansyに送付済とのこと)

ここまでの時系列をまとめておくと以下の通り。

 

12/15(金) FACSでオンライン申込&書類郵送。

12/18(月) Tracking上で書類がFACSに到着。

12/20(水) FACSから書類受領のメールを受信。

2/9(金)  FACSから学歴評価の結果のメールを受信。

 

12/20のメール受信から数えると7週間ちょっとで結果を受け取ることができました。あいだにクリスマス休暇をはさんでいることを考えると早い方なのではないでしょうか?

 

で、肝心の結果の方はというと。。。

無事に旧姓で取得した大学(法学部)の学位がアメリカの大学卒業と同等であると認められたのはよかったのですが、残念だったのは、取得していた経済系の単位がまったく認められなかったこと。EconomicやBusinessという単語が含まれた科目はビジネス系科目として認定してもらえるのではないかと事前相談のときに言われており、そう期待していたのですが。グアムはUpper Divisionの単位しか認めてくれないので、それも影響したのかもしれません。

よって、会計科目とビジネス科目はすべてCSUEBで揃えなければならなくなりました。もともとアビタスにはフルパッケージで申し込みをしていたので追加費用負担はないのですが、スケジュールが少し後ろ倒しになってしまうんですよねぇ。

 

CSUEBの単位はブログでご報告の通りすでに3科目分取得していますが、Transcriptの発行は、申し込んだ月の翌月末になるので、今日申し込んだとしても3月末の発行になり、グアムへの出願は早くても4月以降になってしまうのです。

大学時代に取得していた単位が認められると当てこんで、学歴評価の結果が出たらそのままグアムの見込み受験制度を使って出願しようと思っていたので、CSUEBのTranscript発行を先月依頼しなかったんですよね。もし認められていれば、週末にグアムに書類を送って受験票を受け取り、もしかしたらNASBAの新システム移行までに受験料の支払いまで終えることができたかもしれないのですが。

今思えば、1月中にCSUEBの方の手続きを取っておけば、2月末に発行してもらって3月中に出願することもできたのですが。。。1ヵ月ロスすることになってしまいました。。。

 

その分しっかり勉強しろというお告げだと思って、この週末にCSUEBのTranscript発行手続きを取り、体調を整えて勉強に励むことにします。

FAR3 単位取得試験終了

FAR3の単位取得試験が終了しました。なんとか今月中にここまでやっておきたかったので、ギリギリ間に合ってよかったです。ギリギリ間に合ったというより間に合わせたというか……最後の方はざっとテキストを一通り読んでMC問題を解く感じになってしまいました。当然、理解も甘いので正答率も低いです。

 

まあ、なんとか受かっていましたが、このまま本番に臨んだら大変なことになるなということだけはヒシヒシと感じています。

 

次はFARの後半に入り、デリバティブやら税効果会計やら、今まで以上に難しそうな分野が続くので、その時々の学習内容をちゃんと理解するようにしないとなぁ。

 

話は変わって、NASBAのHPに、「2/17-3/4まではシステム入れ替えのためNTSの再発行や支払いができない」との告知が出ましたね。12月半ばに出したFACSへの学歴評価についてはまだ何の連絡も来ていないのですが、2月中に結果が出たとして、そのあとグアムにアプリケーションを郵送するとなると(グアムはオンライン申請未対応)、現行システムの稼働期間には間に合わない気がします。

新システムがどんなものかは分かりませんが、使いやすいシステムだといいなぁ。